※この記事は大半がシモの話で占められています※

お久しぶりです。ボンボヤージュ山本です。前回の更新が9月なので、約1年空きました。年1更新はちゃんとしていこうと思います。

さて、近頃熱くなってまいりましたね。みなさん夏といえば何を思い浮かべますか?花火?海?カツオノエボシ?推しCPの神社裏での野外プレイ?
私にとって夏は

健康診断の季節です。

企業によってまちまちかもしれませんが、私の勤務してきた会社では概ね夏に健康診断を行っています。

というわけで、先日受けてまいりました。
いつも通りに病院で受付をしたところ、胃の検査はされますか?と。胃の検査といえば、胃カメラくらいしか思い浮かばず、へぇ~胃カメラか~まあやってもいいんじゃないかなぁと軽い気持ちでうなずきました。

これが、深い後悔に繋がるとも知らず。

タイトルからお察しの通り、バリウム検査だったわけですね。あまりにも自分に馴染みがないので忘れておりましたが、健康診断の胃の検査といえばバリウムですよね。当然だ。
諸々の検査が終わって、『次バリウムなのでしっかり検査着紐結んで下さいね』と、医者に言われるまで微塵も気づきませんでした。
バリウムを用いての検査なんぞ初めてだったので、どうするのかも想像できず。なぜ?検査着の紐をしっかり結ばなければいけないのか。
疑問符を浮かべておりましたが、その謎はすぐに溶けました。

バリウム検査をしたことない人へ、簡単に検査の流れをご説明いたします。

1.胃を膨らますために発泡剤を飲む。
2.検査台でバリウムを飲みほす。
3.検査台上で2回くらい横に転がって胃のなかにバリウムを付着させる。
4.医師の支持に従いながら、検査台の上で横になったり仰向けになったりして、胃のなかをいろんな角度から撮って行く。


以上です。
言葉で説明するとめちゃくちゃ簡単ですが、私はもうできれば二度とやりたくありません。

まず発泡剤。炭酸飲料の炭酸のところだけ薬にしたようなものだとおもってください。これをすごい小さなカップに入ったごく少量の水で飲み干します。正直そんな水じゃ飲みきれません。めちゃくちゃ口に残った発泡剤が唾液でとけて膨らみます。
炭酸といえば、ゲップがつきものですよね。しかし、発泡剤は胃を膨らますために飲んでいるため、ゲップをすると胃がしぼんでしまうのです。なので、ゲップを我慢することを強要されます。
出そうになるゲップを我慢するの、めちゃくちゃに気持ち悪いです。

そんな気持ち悪さをかかえたま待ち受けるのが、紙コップいっぱいにはいったバリウムです。白くてドロドロしていて、非常に飲みにくいバリウムです。胃の中に膜をつくるためのものなので、かなりの量があります。
発泡剤でただでさえ苦しい中、飲んで!全部飲んで!と急かされながら飲み干したと思ったら、次は重い腹を抱えたまま、検査台の上でのたうち回る羽目になります。
医師の支持にしたがってまず、胃にまんべんなくバリウムを行き渡らせるために横に2回転。
それが終わったら、医師の指示通り横になったり、仰向けになったり、うつ伏せになったり、腰をちょっと浮かせたり。
ちょっと腰うかせてと言われたので、ちょっと腰をうかせたら、もっと!と言われ、もっと腰をうかせせたら上げすぎ!と怒られ。
途中から医者に対してお前の指示が悪い!!!!!!!!!!!!という気持ちでいっぱいになりました。お前の指示の仕方が悪い。

しかしこんなのは、悪夢の序章に過ぎません。

真の地獄はここからはじまるのです。
検査が終わると口をゆすぎます。ようやくすっきりした~と思ったところで渡されるのが

下剤です。

バリウムが身体に残るとまずいので、下剤を使って排出させるのです。
あまりにもバリウムに対して無知でしたので、そんなものを与えられると思っていなかった私は、その後に予定を入れていました。
その旨を伝えると、時間をかけてゆるく効くから大丈夫と。
バリウムが残るのも怖いし、その言葉を信じて飲んでしまいました。


ここから先は本当にひたすら汚い話題しかないので、読まれる方はせせらぎの音でも聞きながら呼んで下さい。



検査もつつがなく終わり、3時間後でしょうか。それは、ちょうど友達と待ち合わせをしていた時間でした。
秋葉原の駅で待ち合わせて、ウキウキで電気街口から街へ繰り出しておおよそ3分。
私はセガ秋葉原3号館のトイレにいました。

あまりにも急にやつはきたのです。
突然腸が活発に動き、入口へとまいおりてきました。もう一刻の猶予もないと、友人たちへ先に目的地に行くよう伝え歩幅は最小限にしつつダッシュでトイレへ。
待ち構えていたのは空調のほとんど効いていない蒸したトイレ。ですが、我儘もいっていられません。

ヤツはそこまできているのです。

幸いすべてのトイレが空いていたため、一番奥のトイレへピットイン。座った瞬間絶望しました。

このトイレ、保温機能がついとる…!このクソ暑いのに、保温機能で下から温めてきやがる!!!!

痛さのあまり、額には冷や汗。太ももの裏は、保温機能でほっかほかにされて強制サウナで繊細な汗っかき。楽しみにしていた日が、突然苦行へ変わった瞬間でした。

地獄みたいな空間で、どうにかこうにか尊厳を保った後。1日中腹具合が悪く、35度のとろけそうな日だというのにホットドリンクばかり飲む羽目になりましたが、幸いトイレに籠もることもなく1日を終えることが出来ました。
眠りについた私。楽しくも苦しい1日だったがすべてが終わったと、そう思っていました。

だがしかし悪夢はまだまだカーニバルだぜ。

 
翌日。起きてまず覚えたのは腹の不調でした。幸い朝一はどうにかでたものの、以降下腹がとにかく張って苦しかったのです。
あと2錠下剤を渡されておりましたので、昼過ぎでしょうか。私は、嫌だと思いつつも、下腹の違和感がなくなるならと下剤を飲みました。
しかし、待てど暮らせど便意はきません。昨日はあんなに早くきたというのに。飲んでから6時間程度立った頃、私はトイレへ立ちました。
電気をつけて、便器へ座ろうとした私は、ふと違和感を覚えて動きを止めました。便器中、普段なら底が見えているはずの場所に何かがあるのです。
白くて、ぶよっとした……。それは、朝流したはずの便でございました。
見覚えのない白い物体でしたたので、何かしらの生き物が便器の中で発生したのだと思い、一瞬悲鳴をあげてしまいました。
便と気づいて一安心……。

できるわけねえだろ!!!!!!!!!!!!!!


おいおい待て待て。なんで朝、便器の中にイントゥドリーミンした便がまだ残ってんだよ。ちゃんと流れたじゃんかよ!
とりあえず流そうとレバーをひねるも、水は流れども便は腰をすえたまま。どうしたってんだよ、うちのサイホン式トイレ!どんなもんだって流してきたじゃねえか!

そう、この瞬間まで私は知らなかったのですが。


バリウムを含んだ便は簡単には流れないのです。

今後バリウムを飲む予定がある皆さん。覚悟してください。本当に流れません。まじでこれっぽっちもながれません。
検査時も検査後も苦しい上、我が家のトイレという聖域までバリウムという存在に汚されてしまったのです。
でもいつまでも便がトイレの中にあるというのも不衛生極まりないです。
そこで、グーグル先生に効いてみました。

するといくつかの解決索がでてきました

1.わりばしでつまんでとる
2.ゴム手袋をして掴む
3.お湯でながす
4.洗浄剤を使う。


1,2は自分の便とまじまじと向き合うことになるので、すぐ選択肢から外れました。4は、そういった類のものがなかったうえ、外が相変わらずアチャチャ~な熱帯夜でございましたので、諦めて3を実践することにしました。
レバーをひねってながれているところにお湯を流す。この行為を4回ほどですかね。なんとか流すことに成功しました。

ヤッタッ!!

ただ、お湯をつっこんだ瞬間なんですが。おそらく熱で臭いがあがってくるんでしょうね。普段なら水の奥で中和される便の臭いがダイレクトに鼻をついて、苦悶しました。
ちなみに、はじめからトイレットペーパーを敷いてその上にすると簡単に流れるようです。

どうにか流して安心したのもつかの間。その日の夜。
すっかり飲んだことも忘れていた下剤が突然猛威をふるい、ド深夜にキレイキレイにしたトイレで苦しむことになりました。

あ~よかったなぁ~キレイにしてて~
腹のなかで熟成された下剤の効き目はすさまじく、結局翌日の朝まで引きずり、通勤電車の中で尊厳を失いかけました。
どうにかアウトになる前に降りることができましたが、通勤快速に乗っていたら朝の電車の中を阿鼻叫喚の渦に叩き落としていたと思います。

もともとお腹が弱いのも災いしてとのことだとは思いますが、まさかバリウム検査にこんな罠があるとは思いませんでした。もし今後バリウム検査を控えてる方は、覚悟を決めて挑んで下さい。



ちなみに

本当はやる必要なかったらしいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!畜生が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1